haku hair salon

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2024-08-23 お知らせ
情熱と実力で築いた美容師人生 – Haku Hair Salonオーナー磯崎範享の物語

近年では宇都宮の人気観光スポットとなった大谷エリアに位置する美容室「Haku Hair Salon」。

その扉を開けると、温かい雰囲気とモダンなデザインが広がり、訪れる者を魅了する。

このサロンを切り盛りするのは、オーナー兼トップスタイリストの磯崎範享。彼のキャリアは、まさに情熱と努力の結晶であり、美容業界において輝かしい軌跡を描いてきた。

美容師への道 – 少年時代の憧れ

茨城県土浦市出身の磯崎が美容師を志したのは、中学生の頃に遡る。

当時、オシャレに目覚め、髪型にこだわりを持ち始めた彼は、地元の美容師にカットやパーマ、カラーを任せるようになった。その美容師が施してくれる髪型は、彼にとって魔法のようなものであり、髪型一つで劇的に変わる自分の姿を鏡で見るたびに自信を深めていった。さらに、その美容師が見せる笑顔と仕事ぶりに強く憧れを抱くようになった。

「髪を通じて人を変えられるって素晴らしいことだ」と感じた磯崎は、その頃から美容師を目指すようになった。

また、当時の映画やドラマ、特に『ビューティフルライフ』の影響も大きかったという。作中で描かれる美容師の姿は、彼にとって理想の職業像であり、彼の夢をより強固なものにした。

美容学校時代 – 才能の開花とコンテストへの挑戦

高校卒業後、磯崎は茨城県内の美容学校に進学。ここでの経験は彼にとって非常に充実したもので、熱心な先生方や刺激を与えてくれる友人たちに囲まれた環境で、彼の技術は急速に向上していった。

特にカットコンテストへの参加は、磯崎の創作意欲を掻き立てるものだった。彼は毎日のように練習に打ち込み、技術を磨いていった。

その努力が実を結び、ヴィダルサスーンの予選に入賞し、さらには全国大会の決勝に進出するまでになった。これらの経験は、彼に自信を与え、プロとしての第一歩を確実に踏み出す原動力となった。

「作品をつくることが楽しくて仕方がなかったですね。自分の手で何かを生み出し、それが形になる瞬間がたまらなく好きでした」と磯崎は当時を振り返る。

プロフェッショナルとしての成長 – サロンでの経験と飛躍

美容学校卒業後、磯崎は業界誌にも掲載されるような著名なサロンに就職。そこでの4年半、彼はカットや作品創りに磨きをかけ、多くのコンテストに出場しで優勝や入賞を果たした。

「そのサロンでの経験は、私にとって本当に大きかったです。常に高いレベルを求められ、それが私を一層成長させてくれました」と磯崎は語る。彼の努力はさらに実を結び、その後、大型店に移籍し、ここでもまた多くの顧客に支持されるスタイリストとして活躍した。

入社からわずか1年足らずで、全店舗でトップスタイリストの売上1位を達成した。この実績により、店舗を管理する立場となり、多くの経験と知識を積み重ねていった。

仲間とともに新たな道へ – 個人サロンのサポートとブランディング

32歳で磯崎は、大型店を退社し、新たな道を選ぶことにした。

長年の仲間の独立をサポートするために、個人サロンの立ち上げやブランディングに注力することを決意した。

この時期、磯崎の得意分野であるデザインカラーやブリーチワークを駆使して、サロンを成功へと導いた。彼の施すカラーリングは、繊細でありながらも大胆な表現が特徴で、顧客から高い評価を受けていた。

「サロンをブランディングするというのは、とてもやりがいのある仕事でした。自分が手掛けたスタイルやコンセプトが、サロンの成長に直結するのを見るのは本当に嬉しかったです」と磯崎は当時の思いを語る。

Haku Hair Salonの誕生 – 人を育て、幸せにする場所

美容師として多くの経験を積み重ねてきた磯崎が、次に見据えたのは「教育」だった。サロンで働くスタッフたちが成長し、やりがいを感じながら働ける環境を作りたいという思いが強くなり、36歳で自身のサロン「Haku Hair Salon」をオープンすることとなった。

「Haku Hair Salonは、ただ髪を切る場所ではなく、人を育て、幸せにする場所でありたいと考えています。スタッフが成長し、顧客が笑顔で帰る姿を見ることが、私にとって何よりの喜びです」と磯崎は語る。

Haku Hair Salonのコンセプトは「一人ひとりの個性を引き出すこと」。磯崎は、顧客のライフスタイルや希望をじっくりと聞き出し、それに合ったスタイルを提案する。彼の手にかかれば、どんな髪も見違えるほど美しく変わると評判だ。

未来への展望 – さらなる挑戦と夢

現在、Haku Hair Salonは多くのリピーターに支持され、地域に根ざしたサロンとしての地位を確立している。しかし、磯崎の挑戦はまだ始まったばかりだ。彼は今後もスタッフの教育に力を入れながら、さらに多くの人々に「美」を届けることを目指している。

「美容師として、常に新しい技術やトレンドを追求しながら、自分自身も成長し続けたいと思っています。そして、Haku Hair Salonを訪れるすべてのお客様に、最高のスタイルを提供できるよう努力を惜しまないつもりです」と語る磯崎。その瞳には、これからの未来に向けた強い意志が感じられる。

磯崎範享の物語は、美容師という職業への情熱と、他者を幸せにすることへの強い信念に支えられている。彼の手がけるスタイルはもちろん、その背後にある思いやりと真摯な姿勢こそが、Haku Hair Salonの成功の鍵となっているのであろう。これからも、磯崎とHaku Hair Salonの歩みは、さらなる高みへと続いていくに違いない。